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パラグアイ農業の最前線「Innovar 2026」-01・概要(2026年 3月21日)

2026年3月17日から20日までの4日間、パラグアイ東部アルト・パラナ県のイグアス市において、国内最大級の農業見本市「Innovar 2026」が開催された。会場は、国道2号線282キロ地点に位置する日系農業技術センター(CETAPAR)の敷地内約40ヘクタールが使用された。2017年の第1回開催時には約1万人だった来場者数は、回を追うごとに増加し、本年度は延べ2万5,000人以上を数える規模へと成長している。本見本市は、農業機械輸入業者協会(CADAM)などを含むパラグアイ農業生産者連合(UEP)が主催しており、日系イグアス移住地のコミュニティやCETAPARが運営を技術的・環境的に支える構造となっている。特に、地元のイグアス農協は運営面および生産者ネットワークの核として深く関与しており、日系社会が築き上げた研究機関であるCETAPARとともに、技術展示と地域実務の中枢を担っている。展示内容は多岐にわたり、世界最新鋭のトラクターやコンバイン、播種機などの大型農機具が静止展示されるほか、約2ヘクタールの専用エリアでは実際の動態デモが実施された。また、高収量な大豆やトウモロコシ、小麦の品種改良、最新の防除・施肥技術の紹介に加え、ドローン散布やGPS自動操舵、AIによる収穫予測といったスマート農業が中心テーマとして据えられた。また、会場には多数の金融機関や保険会社がブースを連ねた。これら金融セクターの参加により、生産者は最新農機の導入に向けた融資相談や、各種リスクに備える各種損害保険の提案をその場で受けることが可能となっており、技術導入と資金調達、リスク管理が一体化したプラットフォームとして機能している。経済的な影響も大きく、会期中の商談成約額は数千万ドル規模に達しており、国内の農業投資を牽引する場となっている。農業分野だけでなく、優良種牛の展示や酪農技術を含む家畜セクター、スタートアップ企業向けの「Innovar Digital」、女性農業者を対象とした「Innovar Mujer」などのプログラムも実施された。

国内最大級の農業見本市「Innovar 2026」が2026年度は3月17日から20日までの4日間、パラグアイ東部で開催され、パラグアイ日本金融(financiera paraguayo japonesa )並びにラ・ルラール保険(La Rural S.A. de Seguros)も出展した。


イノバール2026:ハードルを高く設定した歴史的な開催(ABC コロール紙 抄訳)

約3万人の来場者を迎え、第8回農業・畜産見本市(Innovar)は圧倒的な成功のうちに幕を閉じた。本展示会の総責任者であるカルロス・ゴメス氏は、「毎年、非常に高いハードルを残しており、それが継続的な改善への決意に繋がっている」と語った。次回、2027年の開催は3月16日から19日を予定している。

第8回イノバールは、来場者数およそ3万人を記録した。カルロス・ゴメス氏にとって、見本市の持続的な成長は、絶え間ない改善への責任を意味している。4日間にわたる過密なスケジュールのなか、320社以上の企業が、アグリビジネス分野の現在の経営やトレンドに関する展示、技術講演、実演デモンストレーション、新製品の発表などを行った。これらの活動により、イノバールはパラグアイで最も重要な見本市としての地位を固め、南米および世界の展示会サーキットにおいても大きな影響力を持つ指標としての存在感を示した。

開発のための提携

公式開会式の枠組みの中で、農業・畜産企業連合(UEA)のライムンド・リャノ会長は、パラグアイの農村生産を維持・強化し、高度化させることを目的として、官民両セクターが協力して取り組むよう呼びかけた。同氏は、生産セクターが貧困を撲滅し、国の発展を促進し、雇用を創出し、世界市場におけるパラグアイの威信を確立するための最も効果的なツールであることを強調した。

トウモロコシで世界記録

今回の見本市における最大のハイライトの一つは、農業経営者であり国際的な専門家でもあるエルネスト・クルス・ゴンサレス氏の登壇であった。同氏は、1ヘクタールあたり44.04トンのトウモロコシを生産するという快挙を成し遂げ、世界記録を樹立。その革新的なコンセプトは、参加者たちの既存のパラダイムを打ち破った。

畜産セクターでの完全な成功

畜産部門もまた、歴史的な節目を記録した。12の委託販売会社が参加し、2,300頭以上の個体が出品された「インベルナダ(肥育用牛)」の競りが行われた。参加企業の一人であるイグナシオ・リャノ氏は、輸出用食肉の堅調な価値に支えられ、グアラニ通貨建てでの1キロあたりの価格が過去最高記録を達成したことを強調した。

今後の展望

アグリンベスト社のマルコス・アラウホ氏による2026/2027期の市場分析では、欧州や中東における地政学的紛争に起因する価格の変動性(ボラティリティ)について警告がなされた。

女性リーダーたち

一方で、「イノバール・ムヘール(女性)」のスペースでは、アグリビジネスにおける女性のリーダーシップを可視化して幕を閉じた。この集いでは、セクター内の主要な女性たちのネットワーク構築や、農業分野における家計および企業財務の管理に関する講演に焦点が当てられた。

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